受講者インタビュー/北田 卓央さん

interview

サッカーに明け暮れた青春時代。今も指導者としてサッカーにかかわりながら、副業として営業代行を選択した北田さん。営業マンの新しい働き方を体現しているようなそのライフスタイルとビジョンについてお伺いしました。


―――これまでのキャリアを教えてください。


大学の体育学科で教員免許を取得して、体育の先生になるか、一般企業に就職するかというところで、通信系の会社の営業に就職しました。そこがなかなか過酷というか、かなりブラックな会社で、結局1年くらいで辞めてしまいまして。そこからユニマットライフに転職して、コーヒーサーバーなどのルート営業や新規営業を約10年勤めました。

そんなとき、高校のサッカー部の同級生がサッカースクールを立ち上げたとのことで、「一緒にやらないか」と誘いを受けたんです。もともと体育教師を目指していたこともあり、転機かなと思って転職をして、今はサッカーのコーチとして7年ほど働いています。

―――ご自身の夢であった体育関連のお仕事をされている状態で、なぜ「営業代行」をはじめようと思われたのですか?


サッカースクールは土日も仕事になりますので、なかなか家族との時間をつくることができずにいました。以前の仕事と比べると給料も少なくなっていて。もう少し家族に楽をさせてあげたい、もうちょっとお金があれば、休みをつくってどこか旅行に出かける等してあげられるのに……と、前々から思っていたんです。はじめはウーバーイーツをはじめたのですが、仕事で運動した後にやるので、年齢的にも体力がきつくなってしまって。

そこで自分のスキルを改めて考え直した際に、「営業けっこう頑張っていたな」と思い出して、フリーの営業職ってないんだろうかと調べはじめたのが富岡さんとお会いすることになったきっかけです。

―――実際にはどんなトレーニングやアドバイスを受けましたか?


前職では対面での営業で、有形商材を扱っていたので、オンライン面談や無形商材の営業は経験がなかったんです。そこでトレーニング期間として、ロープレを中心に数ヶ月のプログラムを受けさせていただきました。それでやっと先日、営業代行としてデビューできたところです。

ロープレ後に必ずフィードバックの時間を取っていただくのですが、そこでは「ここが良くない」ではなく「北田さんの良いところはこういったところだから、そこをもっと伸ばせればいいよね」と言っていただけるんです。より良いところを見つけ引き出してくれて、プラスしてこれがあったらいいよね、といった感じで、尊重していただけるというか、僕に合ったフィードバックをしてくれていると感じます。常にサポートをしていただいているのが本当に有難く、この恵まれた環境に甘んじることなく頑張ろうと考えています。


―――現在はサッカーコーチのお仕事と兼業されているとのことですが、どのような働き方なのでしょうか。


スクールは放課後や土日に集中するため、平日の日中は比較的空き時間をつくりやすいんです。その時間帯に面談を入れて、ピンポイントの隙間時間を活用する形で営業代行の仕事ができています。もし通勤して職場に通うような仕事だったらこういった時間の使い方はできないので、在宅でできるのは本当に有難いですね。


―――実際に営業代行の仕事をはじめられてみて、いかがですか。


デリバリーの仕事をしていて、「この仕事は僕でなくてもいい、誰でもできる仕事だな」と感じていて、それが少し嫌だったんです。でも、営業はコミュニケーション能力やさまざまなスキルが必要な仕事だし、僕にしかできない営業というものがある。これ続けていくことが、将来の自分のためになるはずだと思いますし、日々成長しているのを実感しているところです。

あとは、日々のコミュニケーションにも役立つ仕事だなと感じます。


―――日々のコミュニケーションとは、サッカースクールや家庭でのことですか?


はい。富岡さんにも、「普段のサッカースクールでやっているコミュニケーションと、営業に必要なことは一緒だよ」とおっしゃっていただいて。プログラムでコミュニケーションを学んだ後は、僕の発言や行動によって生徒たちや保護者がどういう反応をするのかを気にするようになりました。たとえば、体験に来た方が入会するか悩まれている際に、どういったアプローチをするのか。そんなことを考えるようになってしまったので、知らないうちに営業のスキルを駆使してしまっているのかもしれません。

―――営業代行として、今後の目標はありますか。


僕自身、営業代行をはじめたことで本当に「世界が広がった」と感じています。今まで見えなかった、知らなかった部分を見させていただきました。まだ経験は少ないのですが、いろいろな業界のいろいろな商材をもっと扱って、いろいろな世界を知りたいと思っています。「こんな業界があるんだ」と知ることが本当に楽しいです。僕も1社目ではブラックな会社に入りましたが、営業ってきついところは本当にきつい。それで営業の道を諦めてしまう方も多いと思います。でも、営業ってそれだけじゃない、楽しい営業もあるんだということを、僕は営業代行を通じて知ることができたと思います。

僕は技術的にもまだまだスキルアップしないといけないと思いますので、富岡さんはじめアライアンスの皆様のサポートをいただきつつにはなってしまいますが、1年後、2年後、自分がどうなっていくのかチャレンジしていくのが本当に楽しみです。